寒い季節になると紅茶が飲みたくなりますが、前から気になっていた、紅茶にインフルエンザ予防があるのかという事について調べてみました。皆大好き、タピオカミルクティーを飲んでインフルエンザ予防が出来れば、ワクチンを打つために、時間とお金をかけて病院にいくよりはいいですし、それならむしろ飲みたいですよね。
果たして、予防になるのでしょうか?
紅茶のインフルエンザ予防は嘘?
結論としては、紅茶はインフルエンザ予防になると言っている方と、予防になるかはわからないというお医者さんもいらっしゃる様で、まだまだ論争中の様です。
日本紅茶協会による画像の投稿
日本紅茶協会のホームページで、獣医師・医学博士 中山 幹男 氏の培養細胞を使った実験結果による調査が報告されています。
- 「紅茶ポリフェノール」は、インフルエンザの感染力を奪います
- 15秒でウイルスを殺す紅茶の力
- 新型インフルエンザウイルスにも効果を発揮
- 熱が下がっても、紅茶で感染予防
- 「マスク、手洗い、紅茶」を冬の習慣に
出典:http://www.tea-a.gr.jp/labo/topics/topics01.html
対して、上本町わたなべクリニック(大阪市)の渡邊章範(たかのり)院長によると、
「培養細胞の研究と人の研究は全く異なります。培養細胞には人に投与する量と比べて数万倍投与していることも多く、培養細胞を用いた試験は臨床試験の始まりに過ぎない」
出典:https://www.j-cast.com/2019/11/09372207.html?p=all
新宿駅前クリニック(東京都新宿区)の蓮池林太郎院長の意見は、
「立証されていないためわかりません」
出典:https://www.j-cast.com/2019/11/09372207.html?p=all
昔から、紅茶をよく飲む人は、インフルエンザにかかりにくという噂は聞いたことがあります。しかし、これには懐疑的な意見もあり、完全に、紅茶でインフルエンザ予防出来るとは言いきれないようですね。
紅茶の種類は関係ある?
例えば、紅茶がインフルエンザ予防になると仮定した場合、紅茶の種類に関係はあるのでしょうか?紅茶のインフルエンザ予防の鍵となるのが、紅茶に含まれているテアフラビンという成分という事です。
実験結果では、緑茶、ウーロン茶、珈琲、ココアよりも、紅茶のテアフラビン生成が多く、紅茶の中でも、アッサムティーがテアフラビン含有量が多いとされています。また、レモンを加えるのは抗ウイルス活性が高まるが、ミルクや豆乳を加えた場合、抗ウイルス活性の働きがなくなるそうです。
飲む温度帯は関係ないという事なので、ホットでもアイスでもお好きな方でどうぞ。
紅茶がインフルエンザ予防になると仮定した場合、飲むなら、
アッサムティーをストレート(砂糖は入れてもいい)かレモンティーで
飲むと良いという事です。
ペットボトルの紅茶でもいいの?
外出先では手軽なペットボトルの紅茶を買うことも多いですが、もし紅茶にインフルエンザ予防があると仮定した場合、ペットボトルの紅茶でもインフルエンザ予防はあるのでしょうか?
中山 幹男氏によると、
「製造工程により成分が破壊されていたり、テアフラビンの含有量が減っていたりする場合があるため、ティーバッグやリーフで手淹れした紅茶を飲んでほしい」
手淹れするのは、中々手間がかかるので、ティーバックの紅茶を用意しておくといいですね。そして、普段はコーヒー派の方も、冬は紅茶派で過ごすと、少しはインフルエンザ対策として期待できるのかもしれません。
紅茶のメリットいろいろ
- 漢方の世界では、紅茶は体を暖める飲み物、緑茶は体を冷やすと言われており、寒いときには紅茶が最適
- 「テアニン」が含まれており、リラックス効果が高い
- 殺菌作用、抗菌作用がある
- 紅茶を飲んだ後に運動をする事で脂肪分が先に燃焼されるので、ダイエットにつながる

カフェインには鉄分吸収を阻害する作用があるので、食事と一緒に飲むのはおすすめしないよ。何事もほどほどに!

貧血の人は要注意ね、食間にスイーツと一緒に飲むことにするわ
まとめ
紅茶でインフルエンザ予防が出来るのかについてまとめました。はっきりとした答えは得られませんでしたが、その他に期待できるメリットがいろいろありましたね。殺菌、抗菌作用があるので、冬だけでも、会社や家でティーバックの紅茶を用意しておくと、手軽に飲めていいですね♪
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